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お出かけ編など、ドッグトレーナー、シーザーミラン氏の訓練&リハビリ実例をご紹介

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散歩中のわんちゃんが上手にすれちがうには

散歩中に攻撃的になっちゃう犬

カリフォルニア州ベニスに、女優のローナ・ミトラは
2匹の犬と暮らしています。
クランバー・スパニエル3歳の「マチルダ」と
フレンチ・ブルドッグ7歳の「オスカー」

マチルダは社交的で穏やかな犬
対するオスカーは気の強い犬です。

もともとオスカーはおっとりしている犬でしたが、
以前ロケでローナは南アフリカにいきました。
そこで休日、犬用ビーチに行ったところ、オスカーがピット・ブルに襲われ大怪我を。
以来、よその犬にケンカを仕掛ける性格になってしまいました。

散歩中もケンカをせず穏やかでいるにはどうすればいいか
シーザーの出番です

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シーサーは、
ローナは人間的目線で犬の心を解釈し、擬人化しています。
犬と話すには、犬の目線に立って向き合わねばなりません。
心で会話するのです


ちなみに彼女は散歩時ハーネスを使用しています。
ハーネスは犬をより活発にする道具だそうです。本来の目的は追跡、荷引きなので
首を自由に動かせます。
リードを使用することにより、小さな動きも抑えられ、常によい状態を保てます。
興奮することなく穏やかでいられるのです。

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まず、ローナ邸の玄関先でシーザーの犬、ジュニアと対面させます。
オスカーの犬に対する態度を確認するためです。
(彼の群れの犬は相手に攻撃されても仕返ししたり行動を真似たりしません)
        ↓
ここで注意!
玄関扉の前に立つのはオスカーでなく、人が導き手でなければいけません。
家の中でも人が犬より前を歩くことにより主導権を握ることが出来るからです。
        ↓
玄関ドアでジュニアと対面させます。オスカーはかなり緊張しているので、
リードを緩めてそれを解きほぐしましょう
        ↓
ジュニアは鼻を使って、相手を確認しますが、オスカーのは少しも機能していません。
時間をかけてもいいので、彼が鼻を使い始めたら前に進ませましょう
        ↓
また、近づけるとき、リードを使って執着心を解きほぐすのも忘れずに。
首で効果がなければ、わき腹に軽くタッチして気をそらすこともしましょう
        ↓
オスカーはいつもと同様にジュニアに襲い掛かろうとしました。
シーザーはその状態を利用し、「襲うのも逃げるものダメ」とオスカーに教えます。
        ↓
飼い主からも相手の犬からもそっぽを向いているのは回避状態です。
これでは解決になりません。
 
玄関での対面練習は2回行われ、2度目は自然とオスカーの耳が後ろ向きになり
シーザーをじっと見つめていました。
「この人がリードを持ち、あの犬がいるときは穏やかでいるべき」と学んだ証拠です。
先ほどと同じ様にお座りをしているが、表情は別物です。
ジュニアと近づいても、攻撃せず回避ではあるものの、穏やかでリラックスし、
そのとき飼い主の方を見たら、誉めて愛情を与えましょう。
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しかし、実際道で散歩中の犬同士ですれ違う訓練は難しそうでした。
現時点でシーザーはオスカーの攻撃が「恐怖」か「不安」かはまだ分かりません。

オスカーに「犬は友達」と教える必要がありました。
なので、環境を変えてシーザーのセンターへ招待することに。
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オスカーは自宅でレッド・ゾーン状態のままでした。
飼い主のローナと歩いているときもです。

これは環境ならびに飼い主に原因があるといいます。

センターではまず、オスカーのみシーザーと彼の群れと対面させ、
群れの反応を見ます。
そうすることによって、オスカーの精神面が分かるからだそうです。

1回目・・・金網越しからはじめます。すでに群れは攻撃的で拒んでいます。
     さらにオスカーが緊張したことで、状況は悪化しています。

その状況は決して目で見えるものではないようです。尾を振っている犬、
鼻で確認している犬などさまざまですが、表情がやはりこわばっているかのようで
そこからエネルギーを読み取っているのかもしれません。

ただ、オスカーは群れが混乱していても、
シーザーに対しては安心感を抱いているようでした。

その証拠に、オスカーは散歩中同様のケンカをする行動はなく、
耳をピンと立て、ソワソワし、地面を引っかいてストレスを発散させるだけに
とどまっています。

2回目も1回目と同様に、金網越しから犬と対面させます。
すると群れの反応が変わり、オスカーも距離を保ってリラックスしています。

最後に飼い主のローナとマチルダと合流させ、群れと対面。
ローナが金網から中へ入ろうとするときは、近づいて出て行こうとする犬がいたら、
体でブロックし、力を示すことが重要となってきます。
そして堂々とその場に立ち、群れが自ら下がるまで落ち着いて見守りましょう。

多くの飼い主は、犬の群れやすれ違う犬がいると、多く考えすぎてしまい、
リラックスできていません。これで犬が反応してしまうのです。

落ち着きを取り戻した群れの中では相変わらずオスカーは緊張していますが、
攻撃的ではありません。
ちなみにマチルダは陽気でいいエネルギーを発し、群れとじゃれついています。

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最後の訓練は、オスカーの近所に住むコリーンという女性が飼っている
犬と対面させ、すれ違うときに穏やかでいられるようにすること。

目標は、「自分の道を主張すること」
心の中で成功した姿を何度も思い描くことが大事だそうです。
また、オスカーが相手の犬に近づこうとしたら、リードを軽く引き、
自分に注意を向けさせます。リードで無理なら、体にタッチしてみましょう。
両方の行為を同時にやってしまうと効果がなくなるのでご注意を。

相手の犬とすれ違うとき、早くその場を立ち去りたいがため、
足早にすれ違う人がいますが、これは逆に興奮させてしまう行為です。

犬と穏やかにすれ違う事ができなければ、
その場に立ち止まって、落ち着かせることが肝心だと
教えてくれます。

勿論、何度も立ち止まる必要があるかもしれませんが、
犬はその都度落ち着きを取り戻します。

その間、リードは緩めたままにしておきましょう。

たとえ相手の犬が緊張していても、マネさせてはいけないのです。

立ち止まって落ち着かせれば、自ら座って穏やかになっていきます。

オスカーは飼い主とこれを何度も練習し、戦闘状態からすっかり
抜け出したように、かなり穏やかな表情になっていました。

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シーザーは今回の締めくくりにこうコメントしています。

人の場合は問題点を改善するにはそれなりの時間が必要ですが、
犬の場合はあっという間に変化します


オスカーは7歳で、いままでの姿勢をなかなか脱却できない
状態と見受けられました。
犬種にもよると思いますが、一度怪我をしたことでナーバスになっていたのは
飼い主自身ではないでしょうか?
その緊張が、散歩中オスカーを増徴させ、道ですれ違う犬に攻撃的に
なったのでは・・・と思いました。

すべての犬にこのやり方が通じるわけではないです。
たとえば道ですれ違う犬に攻撃的だったら、
①まず座らせる。
②攻撃的な自分の犬の鼻前におやつが入っている握った手をかざす
③犬がそれに注意を向け、飼い主に向き直ったら座らせる。
④向こうの犬がすれ違うまで意識を自分に向けさせる
⑤無事通り過ぎたらおやつを上げる。

ようは、相手の犬に集中させない、意識をそらせればいいと思います。
これを繰り返すと、すれ違う犬がいると必ず座るようになります。

まずはどんな方法がいいか、考えて、実践してみましょう。
そして完成形を思い浮かべ、出来るまで何度も繰り返すことが重要です。

そうすれば犬もそれに応えてくれると思います。

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キャリーバッグにすんなり入るには その2

キャリーバッグになかなか入らず、暴れん坊の
テリアとコーギーのMIX・バークリー3歳。

シーザーの指導でキャリーに入った!これで大丈夫、と思ったら、
ファスナーの音で緊張が攻撃に変化し大暴れ。
シーザーに本気で噛み付いてしまいました。

しかしシーザーは動揺せず、逆に助ける方法が見えてきたそうです

逃げ出さずにキャリーの中に誘導するも、バークリーが言うことを聞きません。
とうとう、見ていたケリーが感情的になってしまいました。

そこで別の場所でやり直しすることに

シーザーは自分のキャンピングカー内で待機している犬たちに協力を仰ぐことにしました。

車内でバークリーがシーザーを攻撃すれば犬たちが怒るでしょう。
全員がシーザーを尊重していると瞬時に悟らせるのだそうです。
「君も群れに従って、彼を尊重しよう」と教えます。

キャリーバックをテーブルに置いて、犬たちと対面させます。
そうして先ほどと同じ様にファスナーをひっきりなしに動かしてみても、
バークリーはうなったり噛み付いたりすることはなくなりました。
所要時間はたった9分。

あんなに牙を向いて豹変していた顔が一気に穏やかになりました。

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再び自宅へ戻り、キャリー(バークリーはおとなしく入っています)を
テーブルの上に置いて、社内の環境を再現します。
バークリーはファスナーの音に無関心で、抵抗をやめ、降参したようです。

シーザーが言うには、
「悪い印象のない初めての場所で、群れに従順さを教わりました」とのこと。

問題は「そのいい感覚を維持しなければならないこと」

1日10回でも15回でも好きなだけ練習します。
犬が戦闘モードを脱した今、ケリーも逃走せずにすみます。

恐怖心を楽しむ気持ちに変えるんです。ファスナーで音楽を奏でてあそびます」

これは緊張で、感情的になっていたケリーのための練習でした。
彼女は、怖かったキャリーバックの前で笑顔になりました!

これは恐怖にとらわれている人々の励みにもなります。

キャリーに誘導する際はリードを活用します。

ちなみに犬が先導するなら「ハーネス」
人が導くなら「リード」
だそうです。

リードを高い位置にすれば地面や周囲に気を取られずに飼い主の指示に集中できます。

一方、ピーターは何度か噛まれたことがあって緊張していましたが、
深呼吸し、気持ちを切り替えることで、無事バークリーを誘導し、
ファスナーも閉めることができました。

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二人は若く、犬をどう育てるか理解できたいなかったそうです。

後日、夫妻を訪ねてみると
シーザーに教わったことを続けられるのか不安だったそうです。
キャリーバックに入れようとしたら、バークリーが緊張しはじめたとか。
でも、腕の力を抜いたとたん、中に入って伏せたそうです。
これは自分次第だと実感できた証拠です。

また5週間後、
以前、バークリーはキャリーに入れても泣き叫び、飛行機の中で泣き叫んでいたそうですが、
今はおとなしく、「行儀のいい犬ね」と褒めてもらえるそうです。

夫妻は「穏やかで毅然とした態度」を習得できたのです。

勿論バークリーは相変わらずやんちゃで本質的には変わっていません。
ただし、穏やかで従順になりました。

シーサーはこう締めくくります
考え方一つで変われるのです。
リハビリの第一歩はできると自分を信じること。
いかに問題が深刻でも、犬は必ず変わることができます。
まずは、あなたから、です。

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ひとつのことに熱中しすぎると、周囲がみえなくなりがちです。

「キャリーバックの中に犬を入れる」
ことが当たり前でできない人も多いでしょう。
何度もトライしているのに言う事を聞かない。
イライラしてつい怒ってしまう。
そういう経験は誰でもあるかもです。

時にエサをバッグの中にいれて、
ここは気持ちのいい場所と印象づけるのもひとつの手です。
ただ、ここまで凶暴化すると、やはりトレーナーに
助力を仰ぎ、第3者の目線から犬との暮らしを検討する必要があるのかもしれません。

要は根気、そして自分の感情をコントロールし、
発想を変える、簡単なようで難しいかもしれませんが
もし同じように悩んでいましたら、これも一つの方法として
考えてみてはいかがでしょう

キャリーバッグにすんなり入れたい!

キャリーバッグを嫌がる犬

カリフォルニア州マリナ・デル・レイに住むピーターとケリーは
施設から引き取った犬バークリーと暮らしています。

バークリーはテリアとコーギーのMIX・3歳
ですが、ちょっと困った問題を抱えていました。
それは彼らの両親が東海岸にいるので、一緒についれていく時
バークリーはキャリーバッグに入らず、凶暴になり大暴れする、ということ。


1歳の時、引き取り、食事も運動も遊びも十分なはず。
けれど、気に入らないことがあると襲いかかる。
信用されていないのか・・・とても寂しいと。
そこでシーザーの登場です。
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問題は「信用でなく、尊重です。そうすれば噛むことはありません。
    犬は考えて行動することはないいので、何故と考えるのは無意味だ」と。

夫妻はバークリーの問題行動に対してそれぞれ違った取り方をします。

以前散歩中に怪我をし、そこを診ようとしたら大暴れしたそうです。
その時
ピーターは怒り出し、犬と対決する姿勢をとり、
ケリーはなぜそんな態度をとるの?と苛立ちや不満を募らせ、泣き崩れるそうです。

「バークリーの態度自体を直したいと思う反面、犬らしさを大事にしたい」
というケリーに対し、シーザーが問いかけます。
「犬らしさとは?」
と。

ここでいう犬らしさとは「社交的で調和が取れていること」です。
勿論正してもバークリーは傷つきませんし、むしろ本来の姿が取り戻せます。

犬らしさと悪い癖の違いを知ることが大事なのです。

飼い主は「今の接し方はあダメだと頭ではわかっている。叱れないことが問題だと
分かっていても、接し方がわからない」と問題をはっきりと自覚できていました。

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話し合いの後、シーザーの犬、ジュニアに参加させ、犬の観点から問題を見極わめます。
その結果、バークリーはジュニアに誘われて遊び始めました。
「犬でも荷物でも、何か新しいものを紹介する際、犬はその物と人間を結びつけます」
シーザーは段階を踏む場合もありますが、犬と接した際の直感を信じて、最大の問題から
取り組みました。

まず、苦手なキャリーバッグと対面させます。
          ↓
最初はおもちゃのトンネルのようにくぐらせては出るように誘導します。
          ↓
2回目は入れたらすぐに出さず、出口が見える状態でしばらく待機させます。
          ↓
入るのも出るのもリード次第だと悟らせます。

この段階ではすんなりとシーザーの誘導に従いましたが、
バークリーはキャリーの中に頭だけを入れただけです。反対側の
出口を閉めるファスナーの音がしたとたん、唸り声を発し、緊張が伝わります。

シーザーは唸ったことで、犬の状態がわかったといいます。

彼はバークリーが落ち着くようキャリーの中に手を入れました。
入れたままにして一緒にいるんだよと伝えます。

ただし、「手を入れたままにして信用させます。これを動かすと信用を失います
少し経つと、最初は頭だけでしたが、自らキャリーの中へ入っていきました
リラックスしたようで、中で伏せます。
ここで、この状態で愛情を注ぎ、いい印象を与えることが肝心です。
シーザーはバークリーの頭を軽くマッサージしました。

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次に飼い主であるケリーの番です。
彼女は緊張しているので、まず深呼吸し、頭を切り替えます。
緊張してるなと自覚して欲しいのだそうです。

犬を直すにはまず、飼い主が自分のクセを自覚します。
キャリーバックに入りたい?と犬には話しかけません。
名前はここでは呼ばないことも重要です。

リードを高く上げ、「一緒にやり遂げるぞ」と犬に伝えます。
「できるかしら?」と「やるぞ」では大抵の場合、後者の方が効果があります。

リードを出しておけばうなった時に軽く引っ張って正せます。
(ここで、ファスナーをしまた瞬間、吠えました)

なにが引き金になるかわかりません。
今回はファスナーを動かすジーっという音でした。
音に刺激されて緊張が攻撃に変わったのです。


すんなり入っていたとは思えず、その後何回もトライするも大暴れし、
噛み付き、キャリーバックの中には入りません。

シーザーは犬に噛まれると反射的に自身がわく、と言っています。
それは「犬を助ける方法が見えてくるから」だそうです。
そして、バークリーにはいくら噛んでも逃げる気はないぞと伝えます。
反対にバークリーはこうすることで相手の出方を見ているといいます。
「自分に従うか」
「自分を助けてくれるのか」


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続きます

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